スマホを使って本格的なTOEIC対策を行うことができる、「スタディサプリTOEIC」。
テレビのCMなどで、一度は名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし、多くの方が気になるのは「スタディサプリTOEICは本当に効果があるの?」という点ではないでしょうか。
そこで今回の記事では、TOEIC965点でTOEICコーチとしての経験も持つ筆者が、スタディサプリTOEICについて徹底分析してみました。
スタディサプリTOEICのデメリットや弱点、スタディサプリTOEICが向いていない人の特徴についても説明しているので、スタディサプリTOEICを使うか迷っている方は、是非参考にしてみてください。
スタディサプリTOEICとは
「スタディサプリ」は、株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営する、オンライン学習サービスです。
「スタディサプリ」には、高校生向けの「大学受験・高校講座」や中学生向けの「中学講座」などの学年別の講座に加え、英語を学びたい人のための講座「スタディサプリENGLISH」があります。
スタディサプリENGLISHの講座は、「新日常英会話コース」「ビジネス英語コース」「TOEIC L&R TEST対策コース」という3つのコースにさらに分かれています。
TOEIC L&R TEST対策コース(以下、スタディサプリTOEIC)は、TOEIC対策に特化した英語学習が行えるコースです。
スタディサプリTOEICの主な受講者層は、社会人や大学生になります。
スタディサプリTOEICで使えるコンテンツ
スタディサプリTOEICで使うことができる主な学習コンテンツは、以下の4つです。
- TEPPAN英単語
- パーフェクト講義英文法
- パーフェクト講義
- 実戦問題集
- 基礎講座
それぞれの学習コンテンツについて、概要と使い方を簡単にご説明していきます。
「TEPPAN英単語」の使い方
「TEPPAN英単語」は、TOEICに頻出する英単語を学べる単語学習コンテンツです。
単語は、目標スコア別に600点・730・860と3段階にわけられて収録されています。
単語は100語ずつにわけられていますが、その100語もさらに10語ずつにわけられています。
そのため、1回の学習が1分程度で終わるので、1日の隙間時間を使って少しずつ進めていくのがおすすめ。
不正解だった単語には自動的にチェックが入るので、間違えた単語は特に重点的に繰り返しましょう。
単語は四択問題形式で出題されます。
答えが分からないときは、適当に選択肢を選ぶのではなく「わからない」を選択しましょう。
適当に選んだ場合1/4の確率で正解してしまうので、覚えている単語と区別がつきにくくなってしまうためです。
また、出題時に単語が音声で読み上げられるので、電車での移動中などに行う場合はイヤホンをつけて、必ず発音を確認しながら学習しましょう。
発音も一緒に覚えることで、リスニング対策も同時に行うことができて学習効率があがります。
単語の学習はとにかく繰り返すことが大切なので、毎日継続して行うことをおすすめします。
「パーフェクト講義 英文法編」の使い方
「パーフェクト講義 英文法」では、TOEICの主にPart5で問われることが多い英文法事項を学ぶことができます。
中学・高校で習う英文法を、解説動画と演習問題を使って学習していきます。
名詞・形容詞・副詞などの基本的な品詞から、関係代名詞・比較級・不定詞などといった苦手とする方も多い英文法の解説も揃っています。
レッスンは、
- チェック問題を解く
- 解説講義を視聴する
- 問題演習を解いて理解を深める
という順番で学習を行う作りになっています。
1レッスンにかかる時間は20分程度ですが、解説講義だけなら1本あたり5分程度の所要時間で視聴することができます。
移動中などの隙間時間に解説講義を視聴し、時間があるときに実際に演習問題を解いて理解度をより深めるのが、おすすめの進め方の一つです。
特に、間違えてしまった問題は、解説動画を確認して確実に理解するようにしましょう。
完璧に自信を持って正解することができた文法事項は、解説動画の視聴をスキップしてしまっても構いません。
「パーフェクト講義」の使い方
「パーフェクト講義」では、TOEICの問題の解き方を学ぶことができます。
例題と演習問題を解きながら、どのような考え方で問題を解けばいいのかなど、解き方を問題の種類ごとに習得していきます。
また、問題の解き方だけでなく、解くための力をつけるためにはどういったトレーニングを行う必要があるのかなど、学習方法についても解説してくれています。
まずは、TOEICのパートごとの概要と学習法の解説動画を視聴し、TOEICではどういった問題が出るのかを把握しましょう。
リスニング問題のレッスンには、ディクテーションとシャドーイングのトレーニングも含まれています。
「実戦問題集」と「実戦問題集NEXT」の使い方
「実戦問題集」はTOEICの問題集で、1セットに本番試験一回分と同じ量の問題が収録されています。
「実戦問題集NEXT」も「実戦問題集」と同じ内容で、内容に大きな差はなく同じレベルの問題集になります。
「実戦問題集」と「実戦問題集NEXT」を合わせて、現状のところ全部で20セットの問題集が収録されています。
本番試験と同じように時間を計って200問を通しで解くのがおすすめのやり方ですが、なかには忙しくて、2時間などのまとまった勉強時間を確保するのは難しい方もいるでしょう。
その場合は、パートごとに問題を解き進めるなど、小分けにして少しずつ進めるようにしましょう。
また、問題集を解いていて間違えた問題は、必ず繰り返し解くことが大切です。
「基礎講座」の使い方
「基礎講座」は、以前までのスタディサプリTOEICにはなかった、新しいコンテンツです。
「基礎講座」が追加されるまで、スタディサプリTOEICには「英語の基礎が理解できていない人には難しすぎる」という弱点があり、英語が苦手なユーザーから改善を望む声が多く寄せられていました。
「基礎講座」が追加されたことで、英語を基礎から学びなおしつつ、TOEIC対策が行えるようになりました。
「基礎講座」は、「基礎英文法」と「基礎英単語」の2つのコンテンツで構成されています。
「基礎英文法」
「基礎英文法」講座は、全ての英文法の中から、重要な英文法のみに絞って学習できるように作られています。
中学1年生の英語も分からないくらい、英文法が苦手な人でもスムーズに理解できるよう、イラストや例文を多用して、非常に分かりやすく説明してくれています。
「パーフェクト講義 英文法」に収録されいてる、関先生の講義動画とはまた異なる分かりやすさがあります。
「パーフェクト講義 英文法」との違いは、「基礎英文法」のほうがより基礎的な英語の文法を、一から丁寧に深堀して解説してくれています。
一方「パーフェクト講義 英文法」は、TOEIC対策により直結するような内容で、中高の英文法をさらっとおさらいすることができます。
ということは「基礎英文法」はTOEICスコアアップに繋がらないのか?というと全く逆です。
まず、「パーフェクト講義 英文法」で行われる関先生の講義を理解するためには、最低限の文法知識が必要です。
解説で使われている基本的な文法用語の意味が分からないと、講義の内容をきちんと理解することが難しくなります。
また、TOEICの問題を解く際にも、基礎英文法の力は必ず必要です。
たとえ難しい英文法事項を知っていても、基礎の理解ができていないと、読み・聞きした英文の内容を正しく理解することができないからです。
英文法が苦手な方は「基礎英文法」のレッスンを頭から順番にこなし、英文法を一から体系的に理解しなおすことをおすすめします。
「基礎英単語」
1070語の必修レベル英単語に加え、曜日・季節・時間・数字・代名詞などの超基本英単語が約135語収録されています。
学習方法は「TEPPAN英単語」と同じように、四択問題を解きながら単語を覚えていきます。
普通のTOEIC対策用の英単語帳では「当然知っているもの」としてスルーされ掲載されないような英単語も出題してくれるので、英語初心者の方におすすめです。
TOEIC英単語だけを一通り覚えても、基礎英単語の知識が抜けていると、実際にTOEIC問題を解いたときにリーディング・リスニングの両方で必ずぼろが出ます。
中学英語レベルの英単語があやふやな人は、「基礎英単語」で基本の英単語をしっかり習得してから、「TEPPAN英単語」でTOEIC英単語を学んでいくことをおすすめします。
反対に、学生時代英語が得意だった人や、簡単な英単語なら一通り理解できているという人は、いきなり「TEPPAN英単語」でTOEIC英単語の学習を開始してもらって大丈夫です。
スタディサプリTOEICはどの順番で進めるべき?
上記で、スタディサプリTOEICにはどういったコンテンツがあるのかを紹介しましたが、「結局どれから始めればいいの?」と迷ってしまう方も多いでしょう。
この中でも、英語が苦手な方がまず取り組むべきは、「基礎講座」の英文法と英単語です。
その次に、「TEPPAN英単語」と「パーフェクト講義 英文法」でTOEICの問題を解くのに必要な知識をつけていきます。
英単語と英文法の基盤ができてきたら、今度は「パーフェクト講義」でTOEIC問題の概要や解き方を学んでいきます。
試験当日まで日にちがあまりない方や、1日に多くの勉強時間が確保できるという方は、単語・文法・実戦問題集の3つを並行して行ってもいいでしょう。
そして、仕上げとして「実戦問題集」で実際のTOEIC問題をひたすら解いていきます。
英語が比較的得意な方は、「基礎講座」の英単語は簡単すぎる可能性があるので、少し解いてみて知っている単語ばかりというようであれば、スキップして「TEPPAN英単語」を行ったほうがいいです。
ただ、「基礎講座」の英文法に関しては、英語にそこまで苦手意識がないという方も、できれば一度目を通しておくことをおすすめします。
特に、学生時代以来は英語の勉強をほとんどしてこなかった人など、ブランクがある方は基本的な英文法の中にも忘れてしまっているところがある可能性が高いです。
英文法に比較的自信がある方なら、「パーフェクト講義 英文法」に取り組んでみて、よく理解できない文法事項があった場合は、その文法事項を「基礎講座」で確認する、という行い方も効率的でおすすめです。
スタディサプリTOEICで一番人気のコンテンツは?
スタディサプリTOEICのユーザーの声を聞くころ、スタディサプリTOEICの中でも最も人気が高いと思われるのは、関正生先生の動画講義です。
スタディサプリTOEICには、英語が苦手な人でも分かりやすいように、文字での解説に加えて動画での解説が収録されていて、その数なんと約300本。
講義を担当するのはカリスマ英語講師として有名な関正生先生です。
TOEIC満点で、英語の書籍も多く出版されています。
また、関正生先生の解説はユニークで、独自の視点から分かりやすく英語を説明してくれています。
学校で一般的に行われる英語の解説よりも断然分かりやすく、かなり噛み砕いて説明してくれるので、学生時代英語が理解できなかった方も、関正生先生の講義ならスッと理解できてしまうかもしれません。
実際にスタディサプリTOEICのレビューにも「関正生先生の講義を観て、目からうろこが落ちた」というような声がたくさんあります。
テレビで流れているスタディサプリTOEICのCMでも、関正生先生の講義シーンが放映されていて、制作側としても一押しのコンテンツだということが伺えます。
スタディサプリTOEICが気になる方は、無料体験に申し込めば関正生先生の動画講義も試しに観てみることができるので、ぜひ体験に申し込んで動画講義をチェックしてみてください。
正直、関正生先生の動画講義をこれほど数多く視聴できるだけでも、十分すぎるくらい月額料金分の価値があるかと思います。
それくらい素晴らしい質の講義をしてくれています。
スタディサプリTOEICのプランを比較
スタディサプリTOEICには「ベーシックプラン」と「パーソナルコーチプラン」の2種類のプランがあります。
ここでは、それぞれのプランの特徴、どんな人におすすめなのかを解説しながら、2つのプランを比較していきます。
ベーシックプラン
まずは、「ベーシックプラン」の内容から解説します。
ベーシックプランは、スタディサプリTOEICのアプリを使って、自分のペースで学習を進めていくプランです。
ベーシックプランの特徴
ベーシックプランの詳しい特徴は、以下のとおりです。
スマホ一つでTOEIC対策が完結する
スタディサプリTOEICの最大の特徴は、スマホ一つでTOEIC対策が完結することです。
これはベーシックプランだけの特徴という訳ではありませんが、スタディサプリTOEICの最大の魅力といえる点です。
市販教材を使ってTOEIC対策をしようとした場合、教材・筆記用具・CD・CDを再生するデバイスなどをいちいち取り出す必要があり、移動時間や隙間時間での学習も行いにくいというデメリットがあります。
教材を買ったものの、持ち運びや教材を開くことが面倒で、最初の数ページしか手をつけずにやめてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
一方、スタディサプリTOEICで学習する場合、学習に必要なものは全てスタディサプリTOEICのアプリにつまっているので、学習するハードルが圧倒的に低いです。
ハードルが低いので、効果を実感できるまで、挫折せずに学習を継続することができます。
電車での通勤中や、休憩時間、ちょっとした待ち時間などにも、アプリを立ち上げるだけですぐ学習を開始することが可能で、忙しい方でも着実に学習を進めることができます。
月額料金が安い
ベーシックプランは、パーソナルコーチプランよりも料金をかなり低くおさえることができるというメリットがあります。
詳しい料金の説明は記事の後半で説明しますが、パーソナルコーチプランの3ヶ月プログラムの料金は、一ヶ月あたり22,666円です。
一方でベーシックプランの料金は一ヶ月あたり2,980円と、約8分の1の値段です。
ベーシックプランの料金の安さは、多くの人が魅力的に感じる点でしょう。
ただし、どんなに月額料金が安くても、きちんと学習に取り組むことが出来ず成果がなかなか出ないようであれば、結果的に安いとは言えなくなってしまうので、その点は注意が必要です。
確かに、パーソナルコーチプランの方が一ヶ月あたりの料金としては、断然高いです。
しかし、ベーシックプランを何ヶ月もだらだらと受講し続けて効果が出せないよりは、パーソナルコーチプランで短期間で目標スコア達成ができれば、パーソナルコーチプランの方が結果としてお得になる場合があります。
自分のペースで学習を進められる
スタディサプリTOEICベーシックプランの特徴は、完全に自分のペースで学習を進めることができる点です。
パーソナルコーチプランは、専属のコーチと一緒に3ヶ月で約100点アップを狙うプランなので、学習プランを元に毎日計画的に学習を進めていく必要があります。
ベーシックプランは、パーソナルコーチプランと比べると、忙しくてなかなか学習を進められないという人でも、プレッシャーを感じることなく自分のペースで学習を進められるというメリットがあります。
一方で、パーソナルコーチプランよりも強制力が少ないため、自分一人でも頑張れる意志がないと、学習をさぼってしまうかもしれない懸念があります。
自分で学習計画を立てて、継続的に学習に取り組める人であれば、ベーシックプランでも十分に成果を出すことができるでしょう。
ベーシックプランがおすすめなのはこんな人
では、スタディサプリTOEICのベーシックプランはどんな人におすすめなのか、説明していきます。
以下の特徴が当てはまる人は、パーソナルコーチプランではなく、ベーシックプランでも十分TOEICスコアアップを狙えるでしょう。
- 英語学習の要領が分かっている人
- 学生時代、比較的英語が得意だった人
- 一人でも学習を毎日継続できる自信がある人
- TOEIC対策法を一通り理解している人
- モチベーションを自力で維持できる自信がある人
- 学習を計画的に進めるのが得意な人
また、スコアアップが可能かどうかは別として、「できるだけお金をかけずに学習したい」という方も、パーソナルコーチプランよりベーシックプランの方が適していると言えます。
パーソナルコーチプラン
続いて、「パーソナルコーチプラン」の内容を解説します。
パーソナルコーチプランでは、ベーシックプランと同様に、スタディサプリTOEICのアプリに収録されているコンテンツを使って学習を行っていきます。
ベーシックプランとの最も大きな違いとしては、パーソナルコーチプランでは、TOEIC指導に特化した専属のコーチがつきっきりになって、学習に伴走してくれることです。
パーソナルコーチプランの特徴
スタディサプリTOEICは収録コンテンツの質が非常に高いので、ベーシックプランでも十分スコアアップ可能ですが、パーソナルコーチプランではより確実にスコアアップできる可能性が高まります。
ベーシックプランの特徴に加えて、パーソナルコーチプランには以下の特徴があります。
専属のコーチがつく
上でも述べたとおり、パーソナルコーチプランの最大の特徴は、専属のコーチがついて学習のサポートをしてくれることです。
毎日コーチに学習報告を送る必要があり、それによってコーチは学習の進捗状況を逐一把握することが可能となります。
コーチに学習報告を送ると、内容へのフィードバックやより良い学習にするためのアドバイスなどを送り返してくれます。
もし学習報告がしばらく途切れてしまったときには、コーチから様子を伺うチャットが届くので、学習意欲を取り戻すきっかけとなります。
また、パーソナルコーチプランでは、毎日のチャットでのやりとりに加え、週に1度の音声面談を行います。
音声面談では、学習の進み具合や、学習していて不安な点や分からなかったところなどはないかなど、コーチが確認してくれます。
このように、コーチとのチャットでのやりとりや定期的な音声面談があるので、「学習をやらないと」というモチベーションにつながりやすいです。
画面越しでのやりとりであっても、専属コーチの存在があるかないかでモチベーションはだいぶ変わるものです。
コーチがいることで、良い意味で学習をちゃんとできているか監視されている感じがして、ほどよくプレッシャーを感じることができます。
学習を継続するためには、適度なプレッシャーがあることも大事なポイントなので、パーソナルコーチプランは「学習を継続するのが苦手な人」に大変おすすめです。
学習に関する質問を行うことができる
コーチには24時間いつでもチャットを送ることができ、学習していて分からないことや、迷った部分があればいつでもコーチに質問することができます。
独学をしていると、問題の解説を読んでも腑に落ちないことがあったり、勉強方法に迷ってしまうこともありますよね。
スタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランでは、そういった学習の悩みをコーチが都度解決してくれるので、分からない点を分からないままにすることなく、学習がさくさくと進んでいきます。
スタディサプリTOEICのコーチは全員がTOEIC800点以上を保有しており、TOEICについて詳しい知識を持っているので、勉強方法などについても的確なアドバイスをくれます。
疑問点を都度解決することは、学習を効果的に進められるようになるだけでなく、分からない部分があってモチベーションが下がってしまうということを防ぐ効果もあります。
オリジナルの学習プランを作成してもらえる
パーソナルコーチプランでは、自分専用のオリジナル学習プランを作成してらもらうことができます。
パーソナルコーチプランに申し込むと、申込時に入力したTOEICスコア情報などを元に作成された、専用の学習プランがコーチから送られてきます。
コーチに作成してもらった学習プランに従って、学習を計画的に進めていくことができるため、スコアアップをより確実に狙うことが可能です。
面談やチャットでのやりとりで学習の進捗状況をコーチと共有するので、もしプラン通りに進んでいないときには、コーチが学習計画を立てなおしてくれたり、きちんと学習プラン通りに進められるようにサポートをしてもらえます。
さらに、TOEIC試験をいつ受験する予定なのかをコーチに伝えると、受験予定も考慮して何に優先的に取り組むべきかなど、アドバイスをもらえることも。
毎日課題が送られてくる
パーソナルコーチプランに入ると、作成してもらった学習プランをもとに、その日に取り組むべき学習課題が毎日チャットで送られてきます。
学習プランがあったとしても、プランを計画通りに遂行するために、「1日のうちどのタイミングで、何をどれくらいやればいいのか」を自分一人で考えることは容易ではないでしょう。
仮に学習プランがあって、その日にやるべきことまで自分で分かっていたとしても、仕事などで忙しいとつい学習をさぼったりしてしまうこともあります。
しかし、コーチから毎日課題が送られてくることで、その日やるべきことをしっかりと意識できるようになるので、独学よりも圧倒的に継続しやすいというメリットがあります。
学習プランを与えられるだけで終わらないところが、パーソナルコーチプランの醍醐味です。
パーソナルコーチプランがおすすめなのはこんな人
では、スタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランはどんな人におすすめなのか、説明していきます。
一つでも当てはまる人は、ベーシックプランよりもパーソナルコーチプランのほうがおすすめです。
- 英語が苦手な人
- 継続するのが苦手な人
- 短期集中で確実にスコアアップさせる必要がある人
- 英語学習に挫折した経験がある人
- 英語の勉強方法が分からない人
- 一人での学習に不安を感じる人
- 勉強時間を捻出する方法が分からない人
- 誰かに応援してもらうことでやる気が出る人
- 人の目があることでモチベーションが維持できる人
- 忙しいことをつい言い訳にして、学習を後回しにしてしまう人
まとめますと、「一人で学習するのが苦手」な人は、パーソナルコーチプランが断然おすすめです。
一見すると、パーソナルコーチプランよりもベーシックプランの方が、価格が安くコスパが良いよう感じる方がほとんどかと思います。
しかし、英語の勉強方法がよく分かっていなかったり、勉強が継続できなかったりすると、どんなに良質な学習コンテンツがあってもうまく活用しきることが出来ず、非常にもったいないです。
そうすると、ベーシックプランに課金していても十分な効果が得られず、結果的にお金も時間も無駄になってしまいます。
まずはパーソナルコーチプランでコーチによるサポートを受けながら、正しい勉強法と学習習慣を身に付け、「自分一人でも続けられそうだな」途中からベーシックプランに移行するという方法もあります。
実際に使ってみて分かったスタディサプリTOEICのメリットとデメリット
ここからは、スタディサプリTOEICを実際に使ってみた筆者が感じた、スタディサプリTOEICのメリットとデメリットを解説していきます。
スタディサプリTOEICで勉強する主なメリット4つ
まずはスタディサプリTOEICで勉強することのメリットから説明します。
移動時間・隙間時間で学習しやすい
スタディサプリTOEICの最大のメリットは、なんといってもやはり隙間時間での学習がしやすい点でしょう。
前述どおり、スタディサプリTOEICはTOEIC対策に必要なものが全てつまったオールインワンアプリです。
スマホ一つで全ての学習が完結するので、移動中などにも快適に勉強することができます。
特に、電車で通勤されている方だと、電車の中で教材を開くのは人の迷惑にならないかという心配があったり、人目が気になってしまい教材を開くのが恥ずかしいという方も多いでしょう。
ですが、電車の中で勉強することができれば、例えば毎日1時間かけて通勤している方は、往復で2時間を学習時間にあてることができます。
毎日継続すれば、1ヶ月で約40時間と膨大な学習時間を確保できるので、通勤時間は是非活用したいところです。
スタディサプリTOEICなら、電車の中でも人目を気にすることなく勉強できるので、毎日の通勤時間を有効活用することが可能。
また、スタディサプリTOEICのレッスンには、1〜5分程度で終了するものも多く、隙間時間でも取り組みやすい設計になっています。
忙しくてなかなか学習時間を捻出できない方も、移動時間や隙間時間での学習を毎日積み重ねていくことで、多くの学習時間を確保することができます。
1〜2時間も机に向かって勉強するより、5〜30分ずつの細切れ学習を何回も行うほうが、集中力も保たれやすく、反復学習の効果により記憶に定着しやすいというメリットもあります。
大量のTOEIC問題を解くことができる
スタディサプリTOEICには、実戦問題集だけでも、TOEIC本番試験20回分に相当する問題量、4000問が収録されています。
これだけの問題量を提供している単体の教材・アプリは、他にはまずありません。
通常であれば、試験20回分もの模試問題を取り揃えようとすると、金銭的にも負担がかなりかかりますし、全ての教材を持ち運ぶのはまず不可能ですよね。
スタディサプリTOEICはスマホ一つで全ての問題に取り組めるので、場所を問わず自由に学習を行うことができます。
これだけ多くの問題量を解くことができて、月額2,980円〜というのもかなりお得。
大量に問題を解くことができると、問題の傾向が掴みやすく、問題慣れもしやすいので、ほとんどの方が確実にスコアアップすることができます。
日常英会話コースを無料で使うことができる
スタディサプリTOEICのベーシックプランまたはパーソナルコーチプランに申し込むと、スタディサプリの別コース「日常英会話コース」を無料で使えるという特典がついてきます。
「日常英会話コース」では、ドラマ仕立てのストーリーを楽しみながら、英会話表現やフレーズを学んだり、英会話で必要なリスニングスキルを習得することができます。
TOEICの点数をアップさせるだけでなく、日常英会話も学んで使える英語を身に付けたいと考える方にはメリットですね。
学習時間が自動で記録される
スタディサプリTOEICの良い点のもう一つは、学習の履歴が自動でアプリに記録されていくことです。
アプリのトップ画面に、今週の学習時間と目標がグラフと数字で大きく表示されているので、アプリを開くたびに嫌でも目にとびこんでくる作りになっています。
どれくらいの学習時間に取り組んだかを自分で把握することで、「今週はあまり勉強できなかったな」「昨日は目標の学習時間に到達しなかったな」というふうに、振り返りを行い反省することが可能です。
学習時間が不足していることを認識するだけでも、自分に圧をかけることができるので、学習意欲につながります。
反対に、いつもより多くの時間学習に取り組めた時は、達成感を味わうことができモチベーションも上がりますね。
学習ログを取ることはモチベーション維持の観点で非常に有効ですが、外部アプリを使用したりノートにいちいちメモするのは手間なので、ありがたい機能の一つです。
スタディサプリTOEICで勉強するデメリット2つ
スタディサプリTOEICは、TOEIC対策に非常に効果的なアプリですが、場合によってはデメリットになるかもしれない点も少しありましたので、デメリットについてもお伝えしておきます。
毎月の料金がかかる
スタディサプリTOEICはサブスクリプション型の学習サービスなので、毎月の月額料金がかかってしまうというのが、デメリットではあります。
特に、お金をなるべくかけずに英語を学習したい人にとっては、ネックになる点でしょう。
しかし、スタディサプリTOEICで学習する場合と、市販教材で学習する場合を比較すると、スタディサプリTOEICのコスパが圧勝します。
例えば、TOEICの公式問題集には、一冊につき2回分の模試問題(400問)が掲載されていますが、値段は一冊3,300円します。
一方スタディサプリには、20回分の模試問題(4000問)が収録されていて、月額料金は2,980円〜です。
問題数の多さという観点だけで考えても、スタディサプリTOEIC方がお得なのは一目瞭然でしょう。
そして、TOEIC公式問題集には問題と簡単な解説が掲載されているだけですが、一方スタディサプリにはカリスマ英語講師による動画講義や、英文法・英単語を学べるレッスンなども収録されています。
さらには、スタディサプリにはディクテーションなど、紙の教材単体では行えないトレーニングも収録されています。
それでいて、一ヶ月分の料金が公式問題集1冊分を下回るのですから、スタディサプリTOEICはコスパが非常に高いと言えます。
本番通りに解く練習がしにくい
スタディサプリTOEICのもう一つのデメリットとして挙げられるのが、試験本番通りに問題を解く練習がしにくいという点です。
この点は、スタディサプリTOEICのデメリットというよりは、スマホ・タブレット学習の弱点でもある点です。
TOEIC本番試験では、制限時間の中で200問の問題を解く必要があり、リーディング問題に関しては、いかに早く問題を解けるかという、時間との戦いもあります。
そのため、普段の学習から時間配分を意識した解き方の練習をしておく必要があるのです。
しかし、スタディサプリTOEICで実戦問題集を解く時は、スマホの画面上でページをめくっていくため、ページを行き来したりどんどんめくって解き進めていくということがしにくく、本番で問題を解く時と同じ要領での模試実施が難しいです。
また、Part6・7などの長文は画面上では文字がどうしても小さくなってしまうので、読みにくいと感じたり、何回も画面をスクロールする必要があり問題解答に集中できないと感じる方もいるかもしれません。
本番と同条件で模試を解き、自分の実力を測定して苦手を把握することは、学習におけるPDCAの一貫として非常に重要なので、そこが正確に行いにくいというのは少し痛手です。
このデメリットをカバーするには、別途販売されているスタディサプリTOEICのテキストを購入すれば解決しますが、金銭的負担がかかってしまいます。
定期的にテキストのセールも行われているようなので、ベーシックプランの方が別売のテキストを購入する場合は、セールを狙って購入したほうがいいでしょう。
パーソナルコーチプランの場合は、テキスト代がこみの料金となっているので心配不要です。
スタディサプリTOEICがおすすめな人の特徴3つ
スタディサプリTOEICを使った学習をおすすめしたい人の主な特徴を、3つ挙げます。
以下の特徴に少しでも当てはまるような方は、是非スタディサプリTOEICをダウンロードして学習に取り組んでみてくださいね。
机に向かって学習するのが苦手な人
スタディサプリTOEICを使う大きなメリットは、スマホで気軽に学習できるところです。
スマホ一つで学習ができるので、机に向かって教材を開いて勉強する、といういかにも勉強という感じとは異なり、気楽に取り組むことが可能です。
机に向かって勉強するのが苦手、続かないという人でも、スタディサプリTOEICならそれほど苦痛に感じることなく学習できるでしょう。
英語に苦手意識がある人
スタディサプリTOEICは、英語に苦手意識がある方や、英語超初心者の方にもおすすめできます。
TOEIC対策は、英語が苦手な人にとって難しく感じられることが多く、挫折してしまう人も少なくありません。
その理由の一つとして、市販されているTOEIC教材の多くは、初歩的な英文法の説明を省いているということがあります。
そのため、中学1年レベルの基礎英文法から忘れてしまっている人にとっては、解説を読んでも理解できないことが多々あります。
スタディサプリTOEICには、英語が苦手な人向けの「基礎講座」が用意されていて、英文法・英単語を基礎をいちから学びなおすことができます。
また、動画講義が多く収録されているので、英文法などの解説を読んで理解するのが苦手という方でも、理解しやすいです。
スタディサプリTOEICであれば、英語が苦手な人にとってハードルが高いと感じられがちなTOEIC対策にも、安心して取り組むことができます。
TOEIC対策の行い方が分からない人
スタディサプリTOEICは、「TOEICに向けてどうやって勉強したらいいか分からない」「まず何から手をつけたらいいか分からない」という方に大変おすすめです。
巷にはTOEIC対策の教材が溢れかえっていますが、どの教材を選んだらいいか分からないという方や、教材を買ってもどうやって取り組んだら力がつくのか分からないという方も多いでしょう。
効果的な学習方法が分からず、勉強法を模索することに余計な時間をかけすぎてしまうと、目標スコア達成まで遠回りになってしまいます。
また、間違った非効率的なやり方で勉強してしまうと、なかなか学習の効果がでない場合も。
スタディサプリTOEICのアプリには、確実にTOEICスコアアップへ繋がる学習コンテンツが全てつまっています。
学習を進める手順なども動画できちんと解説されているので、指示通りに進めるだけで、きちんと力がついていくようになっています。
「パーフェクト講義」や「基礎講座」なども、基本的にはレッスンを上から順番にこなしていけば、理解→実践の繰り返しで効果的な学習ができるので、迷う部分がありません。
また、ディクテーションやシャドーイングなどの、リスニングスキル強化に効果的なトレーニングも、全てアプリ上で行うことができます。
トレーニング方法の正しいやり方も動画で丁寧に説明してくれているので、やり方を自分で調べる手間が省けます。
スタディサプリTOEICをおすすめしない人の特徴2つ
一方で「こんな人にはスタディサプリTOEICを使った学習は向いていないかも・・・」といえる特徴も、2つほどあげておきたいと思います。
自習ができない人
スタディサプリTOEICを使った学習は、あくまで自習がメインになります。
英会話スクールや高額なTOEIC専門スクールのように、プロの講師が直接教えてくれるのとは異なり、アプリを使って自分で学習を進めなければなりません。
パーソナルコーチプランではコーチが学習に伴走してくれるため、自習が苦手な人でも継続がしやすいですが、それでもやはり自習しなければ結果が出ないことには変わりありません。
そのため、「目の前に先生がいないと勉強できない」「とにかく自習ができない」という方にはスタディサプリTOEICは向いていません。
ただ、本当にスコアを伸ばしたいのであれば、スタディサプリTOEICを使う場合だけに限らず、TOEICスクールなどの学校に通うにしても、自習を頑張ることは避けられません。
なぜなら、例えば週に2回、一回せいぜい1時間程度の対面授業を受けても、1ヶ月の勉強時間はたったの8時間にしかならず、この程度の学習時間ではTOEICのスコアは対して変化しないからです。
仮にスコアが大きく変化するとしても、そのペースのままではだいぶ先の話になるでしょう。
一方で、自分で1日2時間の学習を毎日継続した場合、学習時間は60時間となります。
1日2時間というとハードルが高く聞こえるかもしれませんが、隙間時間を活用して例えば、30分+30分+20分+20分+10分というふうに細切れにして行えば、意外とできるものです。
スタディサプリTOEICでは、1日2時間の学習を行えば3ヶ月で100点スコアアップが期待できるとされています。
スクールに通う頻度を増やそうとすると授業料がどんどん高くなってしまうので、スクールに頼るとしても並行して自習する力を身につけたほうが賢いです。
スピーキングをメインで英語学習したい人
英語を学習する目的には色々なものがあり、「どういった英語力を身に付けたいか」は人によって異なるでしょう。
スタディサプリTOEICは、TOEIC対策に特化した英語学習アプリなので、英会話スキルの向上はそこまで期待できません。
そもそも、TOEICはリーディングとリスニングの2技能のみを測定する試験なので、アウトプットスキルを必要としません。
なので、TOEIC対策を行うことで、ビジネスの場面で困らない英会話力が身につくことや、スピーキング力が大幅に向上することを期待するのは難しいです。
ただ一方で、TOEIC対策をきちんと行えば、基礎的な英単語・英文法・聞き取る力・読む力が身に付くので、英会話を行うための基盤となる力は育ちます。
また、スタディサプリTOEICの有料会員に申し込むと、スタディサプリの別コースである日常英会話コースを無料で使えるようになるというメリットもあります。
しかし、スピーキングをメインに英語を学習したいのであれば、そもそもTOEIC対策に時間を割くのがもったいないです。
TOEICスコアをどこかに提出する必要があるわけでもなく、尚且つ「英語で会話ができるようになりたい」と考えている人は、TOEIC対策自体が向いていないと言えます。
スタディサプリTOEICの評判・口コミまとめ
スタディサプリTOEICについての、良い口コミ・悪い口コミを両方調べてまとめました。
スタディサプリTOEICの良い評判・口コミ
まずは、SNSやApp Storeで見受けられた、スタディサプリTOEICを実際に使って英語学習をしている人による、良い評判やレビューからご紹介します。
これまで色々な英語学習アプリを試してみましたが、スタディサプリは断トツに良いです。
最初に勉強の仕方(どの講義に取り組んだらいいか、単語は1日どのくらい覚えるべきかなど)を具体的に説明してくれますし、講義自体もとても理解しやすいです。
主に通勤中に使って勉強してますが、下手に英会話スクールなどに通うよりも、スタディサプリで勉強するほうが全然いいと思います。
スタディサプリTOEICのコーチングプランを3ヶ月間受講したあと、ベーシックプランに切り替えて半年間ほど取り組んできました。
TOEICのスコアは、400→640→720と右肩上がりで伸びています。
スタディサプリは、スマホだけでなくタブレットやパソコンからも使用できるので、勉強する場所を一切選ばないところがすごく便利です。
勉強というよりは、ゲームを解くような感覚で学習ができます。
学習する内容も、問題と解説が非常に充実しているため、TOEIC対策としてはこれでほぼ十分です。
特に関先生の講義動画はポイントが絞られていて、とてもわかりわすいです。
単語学習や文法対策まで、このアプリで全てできる点も気に入っています。
1400語もの英単語を全部覚えられるか最初は不安でしたが、通勤時間やちょっとした隙間時間を使って、アプリで説明されている勉強法に従ってやってみたところ、一カ月できちんと覚えることができました。
アプリでやったことがスコアアップに直結したので、モチベーションも上がりました。
このアプリでTOEIC対策をしていけば、900点台も狙えるとわかったので、今後も使い続けます。
スコアが伸び悩んでいる方や、TOEICの初心者など全ての方にオススメです。
三日坊主で継続することが苦手な私ですが、スタディサプリTOEICだけは100日以上も続けることができています。
毎日30分〜1時間程度、休憩時間などに寝転びながらやっています。
興味はあるけどTOEICは難しそうと思っている方や、TOEICがどんな試験なのか分からない方、TOEICの傾向を手っ取り早く掴みたい方などに是非おすすめです!
スタディサプリTOEICを使って学習している人による、多く見受けられた意見は以下の通りでした。
- 自分のペースで勉強できるところが良い
- スマホさえあれば場所を問わずに勉強できる
- 場所を選ばないので、ごろごろ寝ながらでも勉強できる
- 通勤中の学習にぴったりで、学習の習慣化がしやすい
- 1回のレッスンが短く隙間時間に取り組める
- 解説動画が適度な長さなので、集中力が保たれやすい
- 関先生の講義動画がとにかく分かりやすい
- 問題と解説の質が高い
- 勉強方法の解説をきちんとしてくれるのが良い
- 本当にTOEICのスコアが上がった
スタディサプリTOEICの悪い評判・口コミ
スタディサプリTOEICの悪い口コミとしては、以下のようなレビューがありました。
使用しはじめて2週間ほどになります。
まず、動画講義の質の高さに驚いています。
英単語もTOEICで頻出するものばかりで、10個ずつ学習できる構成なので、隙間時間にも取り組みやすいです。
リスニング学習では、すべての問題に対してディクテーション・シャドーイングの練習を行うことができ、リスニングスキルが上がります。
ただ、講義内容が濃い一方で、早口で解説が進んでいくので、基本がなっていない人には難しそうだと感じます。
基礎講座で基礎事項を学んだあとに、パーフェクト講座に入れば良いかと思いますが、それでも初心者のだと手こずるところもありそうな気がします。
また、学習アプリとしては極めて質が高く満足しているのですが、どうしても復習や長文学習は紙ベースの方がやりやすいです。
本来であれば高い授業料を払って予備校に通わなければ聴けないような講義を、この値段で視聴できるのは凄いと思いますが、ハイスコアを狙う方はアプリのみの学習では不十分かもしれません。
アプリの使用中に画面が全く動かなくなることが何回かあります。
問題を解いている最中にいきなり全く反応しなくなってしまうので、ホーム画面に戻ることすらできなくなってしまい・・・。
スマホを再起動させるとまた使えるようにはなるのですが、隙間時間にやろうとしてもスムーズに行えないと、イライラしてしまいます。
スタディサプリの日常英会話アプリも愛用していて、内容は大変素晴らしく満足しているので、改善してほしいです。
スタディサプリTOEICのマイナスレビューとしては、「紙ベースのほうが勉強しやすい」という意見や、「アプリの重さ」についての意見がいくつか見受けられました。
スタディサプリTOEICのようなオンライン学習サービスには「スマホ画面上における学習のしやすさ」という点で、まだまだ課題が残っています。
ただ、「紙ベースのほうが勉強しやすい」と感じるかどうかは個人差による部分が多いと思うので、無料体験に申し込んで自分に合っているか試してみるのが一番です。
スタディサプリTOEICは、数あるTOEIC学習アプリの中でも非常に多くの人気を集めています。
アプリの制作を行っているのもあのリクルートということで、まだまだ今後も改善がされて、より使いやすくなっていくことが期待できるでしょう。
スタディサプリTOEICの料金
続いて、スタディサプリTOEICの料金について説明します。
ベーシックプランの料金
まず、ベーシックプランの料金は以下のとおりです。
一ヶ月あたり | 通常一括払い | |
1ヶ月 | 2,980(税抜) | – |
6ヶ月パック | 2,780(税抜) | 16,680(税抜) |
12ヶ月パック | 2,480(税抜) | 29,760(税抜) |
ベーシックプランの場合、6ヶ月パックに申し込むと1ヶ月あたりの料金が通常より200円安くなり、12ヶ月パックに申し込むと500円安くなります。
パーソナルコーチプランの料金
次に、パーソナルコーチプランの料金は以下のとおりです。
パーソナルコーチプランに加入すると、ベーシックプランを無料で使うことができます。
また、パーソナルコーチプランの場合、別売されているスタディサプリTOEICのテキスト代も、最初から料金に含まれています。
一ヶ月あたり | 通常一括払い | |
3ヶ月プログラム | 22,666(税抜) | 68,000(税抜) |
6ヶ月プログラム | 16,333(税抜) | 98,000(税抜) |
パーソナルコーチプランには、3ヶ月プログラムと6ヶ月プログラムの2種類があります。
6ヶ月プログラムは、3ヶ月プログラムと比べて1ヶ月あたりの料金が6000円以上も安くなります。
スタディサプリTOEICを使う前にやっておくべきこと
せっかくお金を払って学習するなら、スタディサプリTOEICを最大限有効活用したいところですよね。
特に、スタディサプリTOEICは毎月の月額料金がかかってくるため、だらだらと何ヶ月もかけて取り組むのではなく、計画的に学習しなるべく短期間で取り組んだほうが、コスパが良くなります。
なるべく短期間でスコアをアップさせ、コスパ良くスタディサプリを使うには、使い始める前の学習計画や準備がポイントになります。
ここからは、スタディサプリTOEICを使う前にやっておくべきことを説明します。
自分の立ち位置を把握しよう
まずやっておくべきことは、「自分の立ち位置を把握する」ということです。
「自分の現状」から「目標スコア」までどれくらいの距離があるかを、きちんと把握しておく必要があります。
自分の現状レベルがどれくらいなのか分からない方や、TOEIC試験をまだ一度も受けたことがない方は、まず模試問題を解いてみることをおすすめします。
本番同様に、時間を測りながら問題を解いてみましょう。
教材はできればTOEICの公式問題集を使うのがおすすめです。
公式問題集には予測スコア換算表が掲載されていて、問題の正答数からだいたいの予測スコアを割り出すことができるためです。
学習計画を立てよう
自分の実力が分かったら、目標にしているスコアとどれくらい開きがあるか確認してみましょう。
例えば、今が600点ジャストの実力だとして、目標スコアが800点突破だとします。
目標スコアまで200点の開きがありますね。
スタディサプリTOEICでは、スコアを100点アップさせるためには、1日2時間の勉強を3ヶ月間行う必要があるとされていますので、上記の例では6ヶ月間の学習が必要と分かります。
もしくは、1日の勉強時間を倍の4時間にすることができれば、半分の3ヶ月間で200点スコアアップが可能となります。
このようにして、「1日何時間の勉強を、どれくらいの期間行うのか」を明確にしておきましょう。
次に、自分の生活を振り返りながら、1日のうちどのタイミングでどれくらい勉強ができそうか具体的に洗い出します。
1日に必要な学習時間は一つ前のステップで既にはっきりさせてあるので、目標時間をクリアできる学習計画を立てておきましょう。
TOEIC試験に申し込もう
最後に、TOEIC試験をいつ受験するかを決めて、はやめに試験に申し込んでおくことを推奨します。
試験の受験日が確定している状態と、いつ受けるかはまだ分からない状態では、学習へのやる気の入り方がだいぶ変わってきます。
前者の場合は、すでに申込をして受験料も払ってしまっているので、自分にプレッシャーをかけることができますし、学習の優先度が高くなりモチベーションも高まりやすいです。
一方で後者の場合は、試験日が決まっていないので、忙しいときにどうしても学習を後回しにしてしまいがちです。
できれば学習を開始する前に試験に申し込んでおくのが理想です。
また、最近はコロナの影響でTOEICの申込が抽選式になっているので、以前のように申込をすれば必ず受験できる状況ではありません。(2020年10月時点)
試験が受けられると思って勉強していたのに、抽選落ちして受けられなくなってしまった場合、モチベーションが低下してしまう可能性があります。
ですので、抽選落ちする可能性も考えておき、できる限りどんどん試験に申し込むことをおすすめします。
特に、決められた期限までに学校・企業からスコア提出を求められている方の場合、受験スケジュールは余裕を持って考えておくほうが良いでしょう。
スタディサプリTOEICで900点突破は可能なのか?
TOEICに向けて勉強している方の中には、TOEIC受験における一つの大きなハードルでもある「900点突破」を目指している方も少なくないでしょう。
スタディサプリTOEICを使って900点を超えることは可能かというと、「スタディサプリTOEIC単体での学習では難しいかも」というのが、正直な見解です。
理由としては、TOEICで900点以上のスコアを狙うとなると、細かい解き方や徹底した時間配分の感覚など、本番試験を想定して解く練習を重ねることが重要になるためです。
スタディサプリTOEICをはじめとするスマホ学習のメリットは、隙間時間に気軽に取り組めるように作られている点です。
一方で、デメリットのところでも説明したとおり、本番試験と同様に2時間通しで解く練習が行いにくい仕様であるとも言えます。
ただし、別売のスタディサプリTOEICテキストや市販教材を、スタディサプリTOEICでのアプリ学習と併用して学習を行えば、900点超えを狙える可能性も十分にあります。
900点〜満点を狙う方は、隙間時間にスタディサプリTOEICで力をつけつつ、まとまった時間が取れる時にはTOEIC公式問題集などの問題集を使って、本番通りに解く練習を多めに行うことをおすすめします。
スタディサプリTOEICで効果が出ない理由とは
スタディサプリTOEICで学習しているのに効果がでない場合は、ほとんどの場合学習のやり方に原因があると考えられます。
スタディサプリTOEICで効果を感じられない人は、以下の状態に当てはまっていないか確認してみてください。
偏った学習をしている
楽だと感じるものや得意なものには取り組んでいても、苦手を克服するための学習や、面倒に感じるトレーニングはあまり行わないスタンスでは、学習の成果があまり出ない場合があります。
例えば、英単語学習は比較的負荷が低めの学習なので、英単語ばかりやって満足してしまい、他の学習は手を抜いているという方も少なくありません。
TEPPAN英単語に収録されている単語を覚えるだけでも、人によってはスコアがかなり上がるのは事実ですが、文法学習や問題を解く練習など、必要とされている対策を満遍なく行ったほうがよりスコアアップします。
音を使わずに学習している
リスニングスコアをアップさせるためには、音を確認しながらの学習が不可欠ということは言うまでもありませんね。
実はリーディング学習においても、音を出して学習することには大きな効果があります。
例えば、パート6・7の長文読解スピードをあげるためには、スタディサプリで推奨されている「スピード音読トレーニング」が大変効果的です。
通勤中の学習では声を出しながらの学習は難しいですが、自宅で学習する際はきちんと声に出して、シャドーイングや音読のトレーニングを行いましょう。
単語学習をする時も、お手本の発音を必ず確認しながら単語を覚えることが大切です。
単語の意味だけ覚えても、正しい発音を習得できていないとリスニングで聞き取ることができないためです。
語学は音声を聴き、声に出しながら学習することでより早く上達するので、面倒でもきちんと実行していきましょう。
まとめ
ここまで、スタディサプリTOEICのメリット・デメリット、向き不向き、おすすめの使い方などについて解説してきました。
スタディサプリTOEICは、英語が苦手な方やTOEIC初心者の方でも、アプリで推奨されているやり方に従いながら取り組めば、きちんと成果を出すことができます。
テキストも併用すれば900点突破も十分に狙えるくらい、質の高いアプリです。
迷っている方や気になっている方は、まず7日間の無料体験でスタディサプリTOEICを試してみてはいかがでしょうか。
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